

No.13 水の王国 |
| 日本の「空白の4世紀」と呼ばれる古代日本をモチーフに、水の王宮に住む媛巫女を中心とした連合国家が徐々に外国からの侵入者により蝕まれ、ついには滅び、新たな王が君臨する国が興るまでを描いたストーリー。山ノ内貴子が音楽監督として手がけた5作目。水をイメージした清らかな曲、豪族たちの力強さを描いた曲など、多彩な楽曲で構成される。 |
1. Kingdom in the Lake ~Opening~![]() 2. 迷いの森 ~武彦~ 3. 水の王宮 4. お囃子 ~五つ国~ 5. 迷いの森 ~ハモン~ 6. 水の祝福 7. 祀り 8. 再会~伍の国への郷愁~悪夢 9. 決別 10. 願い 11. 高句麗国王からの勅令 12. 自壊 13. 水の祝福 ~擦違い~ 14. 祀り 15. 五つ国の瓦解 16. Kingdom in the Lake ~Ending~ 作曲・編曲 山ノ内貴子 作詞 浅沼絵理子 |
No.12 うつせみ |
| 大正末期を舞台に探偵小説作家江戸川乱歩が、自分の空想した名探偵明智小五郎とともに殺人事件の謎に挑むストーリー。山ノ内貴子が音楽監督として手がけた4作目。繰り返し使われるオルゴールのメロディーが耳に残る。乱歩をイメージした不安定なテーマ曲が物語の想像を掻き立てる。 |
1. うつせみ~Opening~ ★![]() 2. 乱歩邸のテーマ 3. 少女のテーマ 4. うつせみ~万華鏡の世界~ ★ 5. 名探偵 明智小五郎のテーマ 6. 園遊会 7. うつせみ~2つの恋~ 8. うつせみ~月明かり~ 9. Who is the Murder? ★ 10. 乱歩のテーマ~遠眼鏡~ 11. 夜の海~榊邸の捜索~ 12. うつせみ~すれちがい~ ★ 13. うつせみ~Ending~ 14. うつせみ テーマ 作曲・編曲 山ノ内貴子 作詞 浅沼絵理子 ★印の楽曲については一部のみご視聴いただけます。Windows Media Playerが必要です。 |
No.11 碧色迷宮 |
| 古代ギリシア神話をベースに編み出すダイナミックなストーリー。迷宮から無事「太陽」をつかみ出口にたどり着くのは誰?山ノ内貴子が音楽監督として手がけた3作目。未来という舞台設定と古代ギリシア神話のモチーフの融合が見事な楽曲。 |
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1. Prologue ~プロローグ~ ★ 2. Blue Labyrinth (Opening) ~碧色迷宮~ 3. The 10th Olympic Opening Ceremony ~祝祭と熱狂~ ★ 4. The Girl Lost in the Blue ~閉じ込められた少女~ 5. Promotion I ~販売促進活動-ミクロソフト・ミズモ・リーバック~ 6. Promotion (rhythm track) ~販売促進活動-リズムトラック~ 7. On the Water at the Bottom ~水没した最下層~ 8. The Sunlight at the Top ~陽光溢れる最上階~ 9. Promotion II ~販売促進活動-アジマス~ 10. Collapse ~迷宮の崩壊~ ★ 11. Epilogue ~エピローグ~ 作曲・編曲 山ノ内貴子 作詞 浅沼絵理子(5) ★印の楽曲については一部のみご視聴いただけます。Windows Media Playerが必要です。 |
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No.10 真説・さくら吹雪が風に舞う |
| 遠くない過去、貧乏自慢の芸術家達が大きな夢を抱えて暮らす集落で、夢と現を行き来しながら、狂い咲きした桜が見せた真夏の夢。山ノ内貴子がるぼわーるで2回目の音楽監督を務めたが、全楽曲を作編曲したのは初。お囃子や鼓の音色を効果的に使った楽曲構成で高い評価を得た。 |
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1. さくら吹雪が風に舞う ~Instrumental~ 2. さくら吹雪が風に舞う ~Theme~ ★ 3. さくら吹雪が風に舞う ★ 4. 文士文豪達の日々 ~夢とか希望とか芸術とか~ 5. 薄桃色の幻夢 6. 跳躍 7. かくれんぼ 8. さくらの夢 ~陽炎~ ★ 9. たのしき日々 ★ 10. 薄闇のトンネル 11. さくらの夢 ~迷い~ 12. 闇の中に隠れているもの 13. 真実の重さ ~凶器と狂気~ ★ 14. さくら吹雪が風に舞う Ending ~決別~ ★ 15. 文士文豪達の日々 ★ 作曲・編曲 山ノ内貴子 作詞:浅沼絵理子 ★印の楽曲については一部のみご視聴いただけます。Windows Media Playerが必要です。 |
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No.9 GAME-罠 |
| 大正浪漫あざやかに華咲く帝都東京を舞台に、生まれながらの詐欺師が落ちた真の恋と、張り巡らせた幾重もの罠が絡み合うストーリー。今作品では初めて山ノ内貴子が音楽監督を務めたが、楽曲のテイスト、演出との相性ともに素晴らしく、池袋演劇祭入賞の大きな要因ともなった。 |
1.
GAME~罠~〈opening〉
★2. 大正浪漫 3. 恋の手ほどき 4. まなざし 5. 月夜の影 6. おっかねぇ 7. 恋の鳥 ★ 8. 外の世界 9. 狐の願い 10. 己の過失 ★ 11. 今ひとたび 12. 街中の涙雨 ★ 13. 狐火 ★ 14. GAME~罠~〈theme〉 ★ 15. ゴンドラの唄 作曲・編曲 山ノ内貴子(1,2,3,8,9,10,11,12,14) 小山ツトム(4,5,6,13) 作詞 浅沼絵理子(2,3,9,12) ★印の楽曲については一部のみご視聴いただけます。Windows Media Playerが必要です。 |
るぼわーるのお芝居は、いわゆる「ミュージカル」とはちょっと違。むしろ「音楽劇」とでも言った方がよい部類のお芝居なのです。
ということは、どういうことかと申しますと、劇中の曲は歌やダンスだけではなく、芝の流れに沿ったバックグラウンドミュージックが非常に重要なファクターになるということです。
いわゆるミュージカルというと、「レ・ミゼラブル」「ライオンキング」「キャッツ」のように、全編を歌とダンスで綴る、オペラの大衆化といった風情があります。しかし、これにアレルギーを持つ人が多いのも事実で、「なぜここで歌わなければならないのか」「全員が笑顔でラインダンスをしているのが不気味」という印象を持たれる方も多いようです。
るぼわーるでは、こういった従来のミュージカルとはちょっと違うかたちの「音楽劇」を上演しています。歌やダンがあるのは勿論ですが、そのほかに、「音楽」の持つ力をフルに活かしたお芝居を作り上げようとしています。
テレビドラマで、非常に感動的に音楽が挿入されていることがよくあります。たとえば、昔々「101回目のプロポーズ」というドラマがありました。武田鉄矢が「僕は死にましぇん」と言った直後に、チャゲアスの「SAY
YES」は見事なタイミングで挿入されておりました。ここで視聴者は、ああよかったなぁと淡い感動を抱くのであります。これぞまさに音楽の持つ力です。
るぼわーるのお芝居は、全編歌やダンスで綴るのではなく、音楽で全編を綴る、といったかたちのものなのです。
ご存知のように、るぼわーるでは公演ごとにサウンドトラックを作成し、安価で販売しています。
1番初めのサウンドトラックは、第2回公演「薔薇となった羊飼い」のときに当時音監だった坂本が発案し、作成したものでした。稽古の後に自由が丘のスタジオに行き、午前2時頃にレコーディングを行ったものでした。このサントラは、カセットテープにダビングしたもので、値段もテープの原価そのままでした。ただ、坂本は非常にはりきり、本編の曲も仕上がっていないのにサントラ用の編曲をバリバリ行い、おかげさまで完売いたしました。
時は過ぎ、現在ではCDによる販売になっています。また、スタジオにわざわざ出向かなくてもレコーディングできるようになりました。しかし、このサウンドトラック、非常に手間隙かけて作られているものなのです。
まずは、サウンドトラック用に楽曲を編集するところから始まりますお芝居の曲ですから、必要に応じて同じフレーズを何度も繰り返していることがありますが、これをそのまま収録したのでは聞くほうは飽きてしまいます。そうならないよう、必要な部分を抜き取り、また必要に応じて再度アンジをすることもあります。
次に、レコーディング。現在では、MTR(マルチ・トラック・レコーダー)という機械で行っています。これ、ハードディスクが内蔵されていて、そこに音声を記憶するもので、16パートの音を一気にレコーディングできるスグレモノす。これにあらかじめカラオケのような感じで必要な曲を入れておき、そこに歌や台詞を重ねてレコーディングするわけです。ここで、芝居の独特なリズを崩さないように、マイク3本を同時に使って、会話できるような形コーディングします。そして、ほとんどの場合「大人数」という設定ですので、同じ曲を3回くらい歌い、多重録音にして「大人数」感をだすのです。
そしていよいよ、マスターの製作です。マスターとは、CDにする大本になるものです。まず、ばらばらの音量で録音されている歌や台詞のレベルを統一します。そして、リップノイズ(息の音や、「ぱ」「ふ」などの音の前に入る吹いたような音)の除去を行います。但し、これは完全に出来るものではありませんが。またスタジオでとっているのではないため、どうしても「サーーッ」という高い音のノイズが入っていますので、それを除去します。そしてさらに、声に響きを持たせたり、パンチを効かせたりという効果を加えます。(これを「エフェクトをかける」といいます)こうしてできた音声データを、伴奏とミックスし、1曲になるわけです。これに、さらにエフェクトをかけることもあります。
楽曲が全部揃ったら、次はレベル調整です。1枚のCDを聞いている最中に、いちいちボリュームを上げ下げしないですむように、それぞれの曲の音量をほぼ一定にそろえます。とはいえ、ロックとクラシックを数値の上のみで同じレベルにすると、クラシックが非常に大きく聞こえてしまいます。これは、それぞれの曲のレンジ(音の幅)が違うからです。したがって、結局は自分の耳がたよりということになります。
ここまでやって、ようやくマスターの完成です。
ここからは、作ったマスターをCD-Rで焼いていく作業です。(普通に売っているCDのようにプレスすると、莫大なお金がかかるので、とてもできません)こちらもほぼ丸2日かかりました。
ジャケットというのも実に重要な部分です。何事も見た目は大事。というわけで、見た目的には、通常CD屋で販売しているCDと比べても全く遜色のないサウンドトラックができあがったわけです。
これで会場販売価格500円は安い! と思うのですが・・・。ちなみに、ほとんど儲けはありません。
ところで、サウンドトラックを作成している劇団は、何もるぼわーるだけではありません。商業劇団はもちろん(劇団四季なんかのCDはよくCD屋に置いてありますね)アマチュア劇団でも作るところは増えているようです。そういった中で、小劇場系で歌や台詞まで収録しているところは非常に少ない。評価は聞く方のご判断にお任せするしかありませんが、盛り沢山であるということは間違いなさそうです。